私の会社にはやる気の無い人間がいます。
隣の席に座っています。
私は主に事務仕事をしているので机に座っていることが多いのですが、もう何年もやる気の無い人間を見続けています。
彼は(男です)、特にこれといった仕事をしていない日は1日中スマホで「ゲーム」「アニメ」「マンガ」「ネット」「賭け事」をして過ごしています。
いつも椅子に寝そべるようにして座っています。
そしてお菓子をバリバリ音を立てながら食べ、賭け事に勝った負けたと大きな声で言い、気に入らないことがあるとすぐ不平不満を言い、上司であろうが取引先の人であろうが当たり散らし、いつも誰かの悪口を言っています。
そしてそういう人間に限って、自分より立場の強い人間がいると急におとなしくなり、その人達が居る時はこそこそ隠れたようにしています。
びっくりするくらい静かになるので、見ていると思わず笑ってしまいそうになります。「自分の普段の行動がおかしい」と分かってるって事ですよね。笑
これは嘘や大げさに話をしている訳ではありません。
本当にこんな人間がいるのです。
不思議なことに上司や社長は彼の行動を分かっています。彼の上司や社長と彼について話をしたこともあります。社長は「やる気のある人間と無い人間に差をつける」とかいろいろ言っていましたが、彼には何も言いません、何の対策を取ろうともしません。放置です。
私は、これは社長と上司の人間的な問題だと考えています。
例えば、私の会社には大きな倉庫があります。前社長の時に特定の社員がそこに集まり仕事をサボっているという時期がありました。その時、前社長は頻繁に倉庫に足を運び社員がサボれないよう対策していました。そのうち倉庫から人はいなくなりました。また、サボっている社員には声をかけ遊ばないように仕事を与えていました。あまりにひどい時には叱ることもありました。
しかし、今の会社はそういったことができないのです。問題を直視することができず、どう対応したらよいのか分からないのかもしれません。ブラック企業になってはいけませんが、「厳しく対応することも必要なのではないか」と私は思います。
あとは、社内で「自分の持っている仕事さえきちんとやっていればそれでよい」という考え方が広がっています。私は聞いたことはないのですが社長が一度言ったらしいです。
それも問題の1つかなと思います。
最近では社内に堕落した雰囲気がだんだんと感染しているように感じます。
私はもともと他人がサボっていようがあまり気にしない方です。ただ一度、集中して仕事した後一息ついている時、彼が私に向かって「暇なんですか?」と聞いてきたんです。それにはさすがに腹が立ちました。
そのため一時期、会社に言って席を移動させてもらおうかと考えていたこともありました。
しかし、最近は「くだらない人間のことで悩む時間がもったいない」と考えるようになりました。仕事をサボっている彼は自分にそんなに大きな害がある訳ではないし、気にせず自分の仕事に集中していればいいかなと思っています。彼を反面教師と考えればよいのです。
以上のような事もあり、私は今の会社に未来を感じません。
私も仕事が忙しい時は身を粉にして働いたつもりです。そのため体調不良が続いたこともあります。しかし世の中で言われているように会社は自分の一生を面倒見てくれる訳ではないのです。私はそれを何度も痛感しました。
そして私は「会社に依存しない」と決めました。
己の目標を持ち、そこに向かって進んでいく努力を続けると決めました。
でも決して会社の仕事をないがしろにするつもりはありません。給料を頂く以上、与えられた仕事はきちんとすべきだと思っています。ただ必要以上にはやらないと決めたのです。
「会社が人生のすべてではない」
そう考えるようになってから会社で少々のことがあっても気にならなくなりました。
きっと視野が広がったのだと思います。
皆さんの周りにもいろいろな人がいると思いますが、腐らず感化されないよう自分の未来のために前向きに生きていきましょう。
悩む時間がもったいないです。
たった一度の人生です。
限りある大切な時間を自分のために使いましょう。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。