「恋は雨上がりのように」という漫画が好きです。
すでに完結していますが、アニメ化や実写で映画化もされています。
私は特に映画が好きで、何度も見てしまうくらい好きです。
一言で言うと、”陸上競技の夢を諦めかけた女子高生の恋”と”ファミレス店長である中年男の作家への諦めきれない夢”の物語です。よくある恋愛映画ではありません。
女子高生役は、小松奈々さん
ファミレス店長は、大泉洋さん
がそれぞれ演じています。
全体的に淡々とストーリーが流れていく感じで、最終的には2人がそれぞれの夢に向かって進んでいくという終わり方です。
心に残るエピソードがたくさんありますが、特に私は店長の友人が印象に残りました。
友人は、戸次重幸さんが演じています、
友人はすでに作家デビューしています。
しかし、店長は夢を諦めようとしつつも執筆を続けています。
ある時、店長は友人に「未練がましいよな・・・」とそれまでは言わなかった本音を言います。すると友人は「諦めずにあがいて前に進もうとするなら、それは未練じゃなく執着と言うんだ」と話をします。そして続いて「やっと目ぇ覚ましたな」と笑顔で言います。これは、店長が今まで諦めていたつまり自分の心の中に閉じ込めていた夢に向かって再び動き出すという兆しなのだと思いました。
この友人は何度か出てきます。
別の時には、拗ねた態度の友人に店長が「大人げないねぇ」と茶化します。しかし友人は「俺達は大人じゃない、同級生だろ」と真顔で言います。また、店長が風邪をひいた時は看病しに来てくれます。素敵な親友ですよね。
この友人を見ていて私は自分の友人が頭に浮かびました。今はお互いに結婚して会うことも少なくなったのですが、結婚前はよく会っていました。
困っている人や辛い人に寄り添ってあげることのできる人で、私もいろいろ助けてもらいました。見習いたいとずっと思っていますが、なかなかできません。
私はこの友人が本当に辛い時は助けてあげなければいけないと思っています。
また、映画の最後に店長が女子高生に「昇進するかもしれない」と言うシーンがあります。
私独自の見解ですが、これは”夢に向かっていく前向きな心”が仕事にも良い影響を与えたのではないでしょうか。
人間は考え方が変われば人生そのものが良い方向に変わっていくのだと思います。
私自信も最近考え方が変わってから仕事も上手くいくようになった気がしているのでそう感じたのかもしれません。
この映画は、ほかにも見所がたくさんあります。
とても深い作品だと思います。
良かったら見てみて下さい。
最後まで読んで頂いてありがとうございました。